新開発イメージング法、CoMBI

新開発イメージング法、CoMBI

薄切標本の顕微鏡観察による2D画像と、ブロックフェースイメージングによる3D画像を相関させる方法を開発しました。Correlative Microscopy and Block-face Imaging = CoMBI と名付け、2017年6月、Scientific Reports誌に論文発表しました。

A novel imaging method for correlating 2D light microscopic data and 3D volume data based on block-face imaging. Tajika Y, Murakami T, Iijima K, Gotoh H, Takahashi-Ikezawa M, Ueno H, Yoshimoto Y, Yorifuji H. Scientific Reports, 2017 Jun 16;7(1):3645. doi: 10.1038/s41598-017-03900-9.

生物標本を切片にして顕微鏡で観察することは、生物学研究ではごく一般的なことです。でも、悩みがありました。

「その切片、試料のどこからとってきたの?」

もし、試料の3D情報があって、切片をとってきた場所を示せれば、顕微鏡写真を解釈しやすく、信頼性もあがります。CoMBI法は、そんな望みをかなえます。

CoMBI法では、一つの凍結標本を、クリオスタットで切削しながら、以下の二つのことを実行します。(1) すべてのブロック面を撮影します。(2) 途中、必要なときに凍結切片を回収します。ブロック面の連続画像は、コンピュータ上で3D画像に再構築されます。凍結切片は、染色などを行い、顕微鏡観察につかいます。結果、1つの標本で、3D 画像と2D顕微鏡画像を相関させられるようになります。

発表論文では、装置の作り方、撮影の手順は、すべて論文で公開しました。

→ Tajika Y et al, Scientific Reports 7: 3645(2017)(外部リンク)

下の動画は、撮影装置を可動している様子です。Sci Rep 7:3645(2017), Suppl video 1 to 4

連続画像は、上下に少々ズレますが、後にImageJで修正します。Sci Rep 7:3645(2017), Suppl video 5